こんにちは。

 

シリア情勢が緊迫の度合いを高めています。

 

元々はソフトな路線だったはずのオバマさんが、

何やら武力行使へと動きそうな情勢です。

 

以下、あくまで私の個人的な見方、ですが。

今もって常にどこかの国と戦争をしているアメリカは、

こうした武力行使に対して日本ほどアレルギーがありませんよね。

 

「やるならやったんで」と言う感じです。

まさかこれが純粋に「化学兵器使ったらダメじゃん！」という道義的な観点、

「世界の警察」たるものの純粋な善悪の問題として判断されている、

なーんて思っている人はいないと思います。

 

現時点のアメリカの場合ですと、

戦争を始めた方が、国内の様々な問題解決に好都合なんでしょうね。

 

量的緩和の縮小を初めとする経済政策をどこで断行するか、

政府が決めあぐねているのが今のアメリカ。

 

この手の経済引き締め政策は、

戦争であることを理由にすれば、やりやすいんです。

 

超ザックリと言えば、

 

「戦争で大変なんで量的緩和を縮小しますね～」

 

ってことですね^^;

そんな思惑も見えるような、見えないような。

 

つまり戦争と言うのはアメリカにとっては政治カードの一つなわけです。

今の日本が持ちえない、強力なカード。

 

ここで戦争の是非を語るつもりはありませんし、

やらないに越したことはないのは当然のことです。

 

が、ドイツの軍学者であるクラウゼヴィッツさんが 「戦争論」という本の中で、

 

「戦争は他の手段をもってする政治の継続にほかならない」

 

と書いたように、あくまで政治の延長、

最終的手段であるというのもまた事実。 単純な善悪論で語れるものでもないなと。

 

さて、どうなりますやら。

 

ではまた。

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