「資産を守る」ファンド社長 土居純のブログ

よー下げてます。

2013.05.24

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こんにちは。

 

昨日は相場、大荒れでしたね。

 

日経平均は実に1143円の下げを見せ、

一日の下げ幅としては13年ぶり、史上11位となるそうです。

 

・・・と言いましても、

昨日の終値である14,483円はわずか二週間ほど前の水準なんですよね。

この短期間に8%近くも急騰しているという事態そのものが、

かなりのイレギュラーなわけで。

 

ともあれ、まさしく「崩壊する」といった表現がピッタリの昨日の下げですが、

これを正確に予想していた人がいるかというと、もちろんいません。

 

中国の景気後退であるとか、長期金利が1%にとか、

ヘッジファンドの利益確定が出たとか、投資家心理が云々とか、

いろんな理由を後付で講釈することはできますが、

それが仕事であるアナリストでも無い限り、不要なことです。

ましてや、株やFXなどの投資で利益を得ようとするなら、なおのこと。

 

大事なのは「リスク管理」だけなのです。

リスク管理とは、今回のような暴落そのもの、

あるいは起こりそうな日時を予測することではありません。

 

そもそも13年に一回しかないような事態を予測することはできませんし、

想定するとしたら、必要以上に警戒心をもち、慎重にならざるを得ません。

リスクを避けたいあまりに投資を控えてしまうのでは、本末転倒ですよね。

「リスクを考えすぎるリスク」と言えます。

 

今回のような局面でのリスク管理とは、

「永遠に上がり続ける相場はない」という当たり前の前提の下、

自らが許容できる以上の損失を被らない、

そのためのラインを明確にしておくという、 ただそれだけのことに過ぎません。

 

しかしながら、

この「ただそれだけのこと」ができずに資産を失う人が 後を絶たないわけですしね。

 

例えば今朝の日経平均は大幅反発し、一時15000円台を回復しましたが、

これは個人投資家の「ここまで下げたらさすがに上がるだろう」

という根拠の薄い「値ごろ感」が影響しているとも言われています。

 

一方で百戦錬磨の機関投資家やヘッジファンドは、

個人投資家の心理の先回りをしてきます。

「値ごろ感」で上げてきたところを売ってやろうと、

虎視眈々と狙っていたりするわけです。 あ、これはたとえ話ですよ^^;

 

そして個人投資家がこの手のゲームに勝つことはできません。

情報量も資金量も何から何まで、差がありすぎますからね。

 

あわよくば、乗っかる。

乗っかれなくても、致命傷を受けないようにする。

乱暴な言い方ですが、ホントにこんなイメージだと思います。

 

良い意味での諦観、割り切りが持てるかどうか、

そのあたりがポイントでしょうか。

 

もちろん私は個人の運用はおススメしませんけどね^^;

やるなら、って話ってことで。

 

ではまた。

 

 

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