こんにちは。
昨日は相場、大荒れでしたね。
日経平均は実に1143円の下げを見せ、
一日の下げ幅としては13年ぶり、史上11位となるそうです。
・・・と言いましても、
昨日の終値である14,483円はわずか二週間ほど前の水準なんですよね。
この短期間に8%近くも急騰しているという事態そのものが、
かなりのイレギュラーなわけで。
ともあれ、まさしく「崩壊する」といった表現がピッタリの昨日の下げですが、
これを正確に予想していた人がいるかというと、もちろんいません。
中国の景気後退であるとか、長期金利が1%にとか、
ヘッジファンドの利益確定が出たとか、投資家心理が云々とか、
いろんな理由を後付で講釈することはできますが、
それが仕事であるアナリストでも無い限り、不要なことです。
ましてや、株やFXなどの投資で利益を得ようとするなら、なおのこと。
大事なのは「リスク管理」だけなのです。
リスク管理とは、今回のような暴落そのもの、
あるいは起こりそうな日時を予測することではありません。
そもそも13年に一回しかないような事態を予測することはできませんし、
想定するとしたら、必要以上に警戒心をもち、慎重にならざるを得ません。
リスクを避けたいあまりに投資を控えてしまうのでは、本末転倒ですよね。
「リスクを考えすぎるリスク」と言えます。
今回のような局面でのリスク管理とは、
「永遠に上がり続ける相場はない」という当たり前の前提の下、
自らが許容できる以上の損失を被らない、
そのためのラインを明確にしておくという、 ただそれだけのことに過ぎません。
しかしながら、
この「ただそれだけのこと」ができずに資産を失う人が 後を絶たないわけですしね。
例えば今朝の日経平均は大幅反発し、一時15000円台を回復しましたが、
これは個人投資家の「ここまで下げたらさすがに上がるだろう」
という根拠の薄い「値ごろ感」が影響しているとも言われています。
一方で百戦錬磨の機関投資家やヘッジファンドは、
個人投資家の心理の先回りをしてきます。
「値ごろ感」で上げてきたところを売ってやろうと、
虎視眈々と狙っていたりするわけです。 あ、これはたとえ話ですよ^^;
そして個人投資家がこの手のゲームに勝つことはできません。
情報量も資金量も何から何まで、差がありすぎますからね。
あわよくば、乗っかる。
乗っかれなくても、致命傷を受けないようにする。
乱暴な言い方ですが、ホントにこんなイメージだと思います。
良い意味での諦観、割り切りが持てるかどうか、
そのあたりがポイントでしょうか。
もちろん私は個人の運用はおススメしませんけどね^^;
やるなら、って話ってことで。
ではまた。
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