「資産を守る」ファンド社長 土居純のブログ

損小利大とは言うけれど。

こんにちは。

先日の記事 で、

投資の世界で生き残るには

いかに本能に逆らうか、

本能を押し殺すか、

が重要だというお話をしました。

ちょっとわかりにくいと思うのですが、

投資の世界で言えば「損小利大」という言葉があります。

文字通り、損は小さく利益は大きくとりなさい、

という意味の格言なのですが、

人間の本能通りに動けば、この真逆になってしまいます。

つまり、

利益は早く)確保したい(=利益が伸びるのを待てない)

逆に、

損失はすぐに認めたくない(=ズルズルと損失が拡大する)

というのが人間の本能、というか性(さが)なのです。

損小利大どころか利小損大ですね。

ご自身で何らかのトレードをされている方なら、

ほとんどの方がピンとくるのではないでしょうか。

ではこれを克服するにはどうすれば?

となるのですが、正直なかなか難しいと言わざるを得ません。

色々な相場に関する本なども出ており、

私も沢山読破しましたが、結局ものになってはいませんから(苦笑)

やはり「わかる」と「できる」には大きな隔たりがあるようです。

ただせっかくなので一冊だけ、

しいてお勧めするならこちら。

ゾーン ― 相場心理学入門/マーク・ダグラス

マーク・ダグラス著の「ゾーン」です。

ゾーンとは、投資家が到達すべき、

様々な外的要因に左右されない精神的境地をいいます。

ゾーンとはいかなる状態なのか、

そこに至るにはどうすればいいのか、

といったことが書かれています。

また、相場で勝てない「敗者の条件」も列挙されています。

耳の痛い方も多い事かと思います。

とてもメジャーな本ですので、

まだ読んでない方は是非ご一読を。

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