「資産を守る」ファンド社長 土居純のブログ

勝者の視点。

2013.09.29

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こんばんは。

 

歴史というのは勝者が作ります。 勝てば官軍負ければ賊軍。

中国の歴史も、王朝が交代したら前の王朝のことを「正史」として

好き放題記すというのがお決まりになっております。

 

そうしたことに関するちょっと面白い記事がFacebookにシェアされてました。

 

 「○○の変」と「○○の乱」の違いって? 日本史の勉強が捗る豆知識ツイートが話題に

※外部サイトにリンクします。

 

なるほどー。100%ではないみたいですが、 これも勝者の視点なわけですね。

 

で、投資の世界でもこんな言葉があります。

ヘッジファンド界のレジェンド、マイケル・スタインハルトいわく、

 

「株式市場というのは厳密さを欠く現象である。

素人の意見がプロの意見と比べて遜色ないことも多いし、

靴磨きの男がブローカーと張り合うこともできる」

※セバスチャン・マラビー/三木俊哉 訳「ヘッジファンド」より引用

 

つまり素人がプロに勝てるかもしれない場であると。

非常に夢と可能性を感じる言葉ではありますが、これも勝者の視点です。

 

なぜならスタインハルト自身が一介のギャンブル好きからトレーダーとして

大成功をおさめた典型的な勝者その人だからです。

 

逆の見方をすれば、つまり敗者視点で言えば、

株式市場とはこういうものだという事になります。

 

「ズブの素人も、百戦錬磨のプロも、同じ土俵で戦わなければならない場」

 

素人がプロに勝てるかもしれませんが、

ほとんどの場合は、プロに打ち負かされるのが素人です。

 

株式市場にはプロ向け、アマ向けの区別はありません。

自分でトレードをしていると株価や指数といった目に見えるものを相手に

戦っているような気になりますが、その実、戦っている相手はその株価を

作り出している見えざる投資家全員なわけです。

個人投資家からヘッジファンドまですべて。

 

そう考えると投資の格言というのは、

やっぱり勝っている人が作ったものが多い気がしますね~。そりゃそうか。

 

ではまた。

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