「資産を守る」ファンド社長 土居純のブログ

il faut tenter de vivre.

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こんにちは。

 

遅ればせながら、 スタジオジブリの最新作「風立ちぬ」を見てきました。

あらすじその他はネタバレ回避ということで、 ここでは感想のみを。

 

宮崎駿さんの監督作品としては「ポニョ」以来、

そして実在の人物をモチーフにした初めての作品だそうです。

 

この時代に「ナウシカ」や「ラピュタ」のようなファンタジーを

世に出すのは難しい云々・・・ということもあるのでしょうけども、

やはりジブリ作品には、いや宮崎監督作品には、

予備知識なしでもスッと入り込めて、魅力的な登場人物が沢山登場して、

観終わった後にスッキリ感がある、全くオリジナルな世界観を見たいなあ・・・と個人的には思います。

 

作品に対しての賛否は真っ二つ。

戦争賛美だとか、喫煙シーンがなんちゃらとかは論外として、

ジブリに何を求めるか、観る人が何を重んじるかによると思います。

私としてはピンとこなかったかな?

 

とはいえ、宮崎監督が「全体には美しい映画を作ろうと思う」 と述べている通り、

何とも香り高いというか、清々しい作品かなとは思いました。

大正~昭和にかけての日本の風景や、 宮崎監督の十八番でもあり、

おそらく物凄くこだわったのであろう飛行の描写、

登場する飛行機の流麗な機体、質感。とてもキレイです。

 

「美しい映画」

 

という部分は見事に成し遂げていると感じました。

 

ちなみにタイトルの「風立ちぬ」は、

フランスのポール=ヴァレリーさんという詩人の冒頭を日本語にしたものだそうです。

 

Le vent se leve, il faut tenter de vivre.

“ル ヴァン ス レーヴ イル フォー タンテ ドゥ ヴィーヴル”

 

「風立ちぬ いざ生きめやも」

 

かなりの意訳みたいですが、ステキですね。

 

ではまた。

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