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こんにちは。

そしてメリークリスマス！ですね。
この挨拶って本来イブに言うのか25日に言うのか知らないんですが、
日本ではイブである24日がメインイベントのごとく盛り上がりますよね。なぜか。

で、その前日、イブイブである23日は79回目の天皇誕生日でした。
天皇陛下について知れば知るほど、天皇が究極の「公」的な存在であり、
私人としての感情や人生とは遠く隔たった境地に身を置かれている、
その心中はどのようなものなのだろうか・・・

と、そんなことも少し考えながら、
この本を読み終えました。

国民の遺書 「泣かずにほめて下さい」靖國の言乃葉100選/産経新聞出版

￥1,470

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先日のとある飲み会で、クリスマスプレゼント交換(笑)をした時に、
お世話になっている社長さんにいただいたものです。

大東亜戦争の戦没者など、
二百四十六万六千五百余柱の英霊がご祭神として祀られている靖国神社。

この英霊たちが死に際して記した遺書や遺稿、絶筆を
「ゴーマニズム宣言」などで知られる漫画家、
小林よしのり氏が選者となって編んだ一冊です。

収録されている遺書には10代、20代の若者たちが書いたものも多く含まれています。
時に和歌や俳句を織り交ぜた文学的素養の高い文章からは、
とても信じられません。戦前の日本人の教養の高さに目を見張ります。

以前、神風特攻隊の飛行場があった鹿児島県の知覧で、
特攻平和会館を訪れた時にも、展示された遺書の達筆さに、
何というか、感動とも戦慄ともつかない気持ちになったことを思い出しました。

反面、何度読み返しても、

どこか自分とは無関係の物語のような、あるいはフィクションであるかのような、

薄っぺらい感慨しか浮かばない自分を恥じつつ、現代の我々からすれば

理不尽極まりない状況で命を散らさなければならなかった英霊たちが、

最期に紡いだ「公」的な文言と、

垣間見える「私」的な思慕の情が綯い交ぜになった一つ一つに、

身が引き締まり厳粛な気持ちにさせられます。

そこに至る葛藤や懊悩はいかばかりであっただろうかと。

「ちゃんとせな、あかんな」と。

身はたとへ

太平洋に水漬くとも

留め置かまし

大和魂

長井泉　命

ではまた。

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