「資産を守る」ファンド社長 土居純のブログ

投資の真実を知る。その4 ~FXはギャンブルか?~

おはようございます。

投資の甘くないお話、リアルなお話をお伝えする

「投資の真実を知る」ですが、興が乗ってきたのでもう一つ書きます。

題材はやはり、一番身近というか簡単に始められるFXについてですが、

他の投資や投機に置き換えても、同じことが言えると思います。

さて、今回は「FXはギャンブルか否か?」についてです。

ちょっと数字の話も織り交ぜつつ、ですのでついてきてくださいね。

「FXは投資なのか、投機なのか、はたまたギャンブルなのか」

FXに否定的な人たちは「こんなものはただのギャンブル、博打と同じ」

という意見を持っている方もいますし、

「金融庁が認可した、正式な金融商品なのだから投資」という方もいます。

さて、あなたはどう思われますか?そしてその根拠は?

どうでもいい話と思われるかもしれませんが、
FXとはいったい何なのか、を知らずしてトレードに臨むことは、

大変危険なことです。

たとえるなら、F1マシンか乗用車かも分からないのに、

とりあえずハンドルがついているから乗ってみる・・・

くらい危険です(下手すぎるたとえですみません)。

ので、いま少しお付き合いください。

さて、まずギャンブルについて考えてみましょう。

ギャンブルの中でもいくつかのカテゴリー分けができます。

つまり考えることのできるギャンブル、運任せのギャンブル、

その中間の自分で考えることが半分、
運も半分というギャンブルという3種類に大別できると思います。

「考えることができるギャンブル」

競馬、競輪などですね。自分で予想の上でエントリーするわけですから。

「運任せのギャンブル」

宝くじ、ルーレット、ロトなどですね。

まあ、ルーレットなどは、どこに賭けるか考えているという反論は

あるかもしれませんが、その根拠は全くの運であり、

競馬競輪などの過去の成績から考えるのとは根本的に違うと思われます。

「考えることが半分、運も半分というギャンブル」

ブラックジャック、ポーカーなどですね。

戦略は立てられますが、運にも依存していますから。

さて、このなかでリターン率が一番よいのはどれでしょう。

そして一番リターン率の悪いのは?
さらにこれらで儲けることは可能でしょうか?

という問題提起をしてみました。

まずリターン率を考えてみましょう。

たとえばルーレットを考えてみると0~36までの数字があります。
試しに7にかけてそれが来れば36倍になります。

これは儲かる損するの確率が1:1になる、

イーブンのラインを割ってしまっていることが良く分かる例です。

ルーレットに1~36までの数字しかなく、

7に来て倍率が36倍ならちょうどリターン率100%です。

しかし「0」という余分な数字があるため100%にはならないのです。

もしくはリターンが37倍であれば100%ですが

36倍のリターンである以上100%にはなりません。

この場合のリターン率は36/37で97.29%です。

カジノのある都市によっては0以外にも00という数字があるルーレットもあり、

その場合にリターンを37倍にしているのなら良いのですが、

普通は36倍のままですから、とんでもない話です。

この場合のリターン率は36/38で94.73%です。

いずれにしろ100%を切っており、

運が100%である以上、負けるのは確実ですね。
そういえば、都市伝説的な話で、

プロのルーレットディーラーは狙った目数に玉を投げることができると
いうのがありました。

でもルールでは玉を投げた後でも張ることができるので、
これは全く意味のないことだとわかります。

さすがに玉を投げた後では、目数を変えられませんから。

で、話を戻しましてリターン率を考えると高い方から順に

ブラックジャック・・・・・・・・・ 99.3%

ポーカー・・・・・・・・・・・・・・ 98.2%

ルーレット・・・・・・・・・・・・・ 97.3%

競馬など公営ギャンブル・・ 75.0%

宝くじ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50.0%

という感じになります。

考えることと、運も半分というギャンブルが圧勝という感じです。

そして宝くじが惨敗でしょうか。自分で努力のしようのない、

まさに運命に任せる宝くじにおいてこのリターン率は壊滅的です。

そして興味深いのは上位を占める

カジノ系のリターン率は群を抜いて高いことです。
なんとなく、これだけリターン率が高いと儲けられそうに感じませんか?

でも無理なのですね。

逆にいえばカジノ側はたった0・7%~2.7%のプラスのリターンしかありません。

それでもあのような豪華絢爛なホテルを建てて、大人数の従業員の給与、
生活を保っているではないですか。その金はどこから来るのか?
もちろん負けた我々の財布からです。

あと、たとえばブラックジャックとルーレットでは

同じ負けるのでもどう違うかということですが、
最終的に資産がゼロになるということでは同じです。

しかし、単にその減り方が違うだけです。

たとえば、カジノに1000回行って資産がゼロになったルーレットに比して、

ブラックジャックは2000回で資産がゼロになるといった感じです。

つまり、単なる延命処置にすぎないということです。

また、リターン率の高いブラックジャックなどは、

初期の段階でプラスになっていることがしばしばあります。

最初の収支曲線の波動において、プラスの時期が起こりうるのです。

その時に勝ち抜けすることが、実は唯一確率の高い勝つ方法です。

1000回賭けて資金が半分になった。

間違ってもそれから復活することはありませんから。

え、1回の賭けではほとんど勝ち負けは50%に近いのだから、

最後全額をかければ半分近くの確率で回復可能では?と思いますか?
うーん、勝負師。それこそギャンブルでカジノ側の思うつぼなのでしょうね。

では、これらで儲けることは不可能なのか?
可能にはならないのか?

結論。

無理です!!

あれまあ、もう終わってしまいました。
でもこれだけだとつまらないのであえてもう少し考えてみたいと思います。

私の勝手な考えですが、もし可能性があるとすれば、

そのギャンブルは競馬などの公営ギャンブル

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