「資産を守る」ファンド社長 土居純のブログ

投資・マーケット用語集 【か行】「格付け」

おはようございます。

昨日は「13日の金曜日」でした。

私は思いっきりホラー映画「13日の金曜日」世代(って言うのか?)

ですので、どうしてもジェイソンのマスクと、

「シッシッシッシッ、ハッハッハッハッ」という効果音を

思い浮かべるのですが・・・伝わりませんよね~これ。

そもそもなんでこの日が不吉と言われるようになったのか。

キリストがはりつけにされた日だというのが世界の一般常識で、

私もそう思っていたのですが、これは俗説に過ぎないらしいです。

古来、欧米の数の数え方が12進法(時刻なんかが未だにそうですね)

だったため、その次の数である13が忌み嫌われた、

なんて説もあるそうで。

そんな13日の金曜日、

アメリカの格付け機関S&P(スタンダードアンドプアーズ)

が、フランス、オーストリアなどの

国債の格付けを引き下げると報じられました。

今までもギリシア、スペイン、イタリアなど

ユーロ諸国の財政危機で、散々不安が広がっていた中での

この格下げ報道で、為替市場ではユーロが大幅に下落し、

ユーロ円では今年の最安値を更新しました。

・・・と、世界経済に多大な影響を与えるこの「格付け」。

そもそもこれってどういうことでしょうか?

誰が、何に対して格付けしているのでしょう?

というわけで、今日の用語集は「格付け」でいきましょうー。

【格付け】

経済ニュースなどで「格付け」と言う場合、

これは国の借金である国債や、企業の借金である社債について、

その債券を発行した国や企業が、ちゃんと利息と元本を返済できるのか、

という長期的な見通しについて、評価することを指します。

「借金の返済能力」を格付けしているわけですね。

そしてこの「格付け」を行う団体を「格付け機関」「格付け会社」

などと呼びます。有名なところではアメリカの

S&P(スタンダードアンドプアーズ)

ムーディーズ

なんて名前は、お聞きになられたこともあるかもしれません。

彼ら格付け会社は、様々な調査によって対象となる国や企業の

信用度(=借金返済能力)をはかり、通知簿のように採点しています。

AAA(トリプルエー)とか、A+(エープラス)とか、B-(ビーマイナス)

なんて記号が、それにあたります。

格付け会社の経済に対する影響力は絶大で、

今回のフランス国債引き下げ報道も、株価や

為替市場におけるユーロが大きく下落する原因となりました。

国内のニュースでも、格付けの情報は大きく取り上げられますが、

ここで注意しておかないといけないのは、この多大な影響力を持つ

格付け会社自体も、民間企業に過ぎないケースが多いということです。

上記でご紹介したS&Pもムーディーズも、

アメリカという一国の、しかも一企業にすぎません。

その一企業が「フランスは信用できないねー」と言っただけで、

世界経済がこれだけ混乱するという・・・

いびつといえばいびつな状態なのです。

とってもうがった見方をすれば、

アメリカの企業であるS&Pは、アメリカ政府の影響下にあるわけで、

その意向を全く汲んでいないとは考えづらいです。

ユーロ諸国を格下げするということはつまり、

その国の価値が下がるということです。

価値が下がったものは安く買えます。

この場合、安く買えるものはたとえば・・・

ユーロ圏内にある優良企業などが考えられます。

あ、これ全部ただのシロウト予想ですけどね。

この格付けがどこから見ても公平なものであり、

文句のつけようのないものであるかどうか・・・さてどうなんでしょう。

一般市民の私には本当のところは分かりませんが。

ともあれ、好むと好まざるとに関わらず、

「格付け」の影響力は増すばかり。

以前も書きましたが、評価する側はさぞ楽しかろう・・・

なんて思ってしまうのは、私の器が小さいだけですかね(笑)

ではまた。

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