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こんばんは。
私がこの会社を始める前、
リクルートの関連企業に居たことは何回か述べましたので
ご存知の方もいらっしゃると思います。
リクルートは「人材輩出企業」なんて言われてまして、
確かに各界で活躍されている著名人にはリクルートのOB・OGが少なくありません。
NTTドコモ「iモード」の名付け親である松永真理氏。
東京都で初の民間人から登用された校長に就任した藤原和博氏。
(現在は大阪府教育委員会特別顧問)
経営学者の野田稔氏などなど。枚挙に暇がありません。
また、会社を辞めることを「卒業」なんて言い方をしたりして、
会社側としても、そこで働く人にしても基本的には、
「そのうち辞める」こと前提として、今は頑張るという認識があります。
私はあまり好きじゃありませんけどね「卒業」って言い方は^^;
ともあれ、そんな企業風土ですので、
雇用形態から各種制度から何から、
退職する際のいろんな仕組みは充実しています。
10月から分社して体制が大きく変わったので、
各制度が現行かは不明ですが、いくつかご紹介しますと、
例えば3年間の期間限定のCVという雇用形態ですと、
退職時に「キャリアアップ支援金」という名目で、
100万円(だったかな？)がもらえる制度があります。
正社員ですと5年勤めたら年収分くらいの退職金が出たりもします。
フロンティア制度、みたいな名前だったような。カタカナ好きですね(笑)
他にも「フレックス定年制」というのがありまして、
38歳で退職すると2000万くらいの退職金が出ます。
今は若干制度が変わっているようですが。
なにせ、会社側のメッセージとしては、
「常に若くありたいので長く留まりすぎないでください」ってことに尽きます(笑)
リクルートを退職後に起業する人にとっては、
退職金を元手にすることができるわけでメリットがありますし、
そうした従業員と会社の利害が一致しているわけですね。
長く安泰に勤め上げたい方にはとことん向いてない会社ではあります。
かく言う私も、34歳の時に早期退職に応募して辞めたクチですが、
この時には先述のフロンティア制度に加えて、
さらに割増退職金が支給されました。
「そろそろ潮時だな」と思っていた私にとっては、
まさに渡りに船という感じで、迷わず応募しました。
で、34歳としては恐らくそこそこ高額と言える退職金をもらい、
色々あって(笑)今に至るわけです。
このようにリクルートの退職金というのは、
支給される人たちの年齢も世間と比べて低く、
「お前、次も頑張れよ」
「このお金、有効に使えよ」という、
退職後のキャリアに向けての軍資金、の意味合いが強いわけですが、
一般的に退職金と言えば、長年勤め上げた功績に報い
「お疲れ様、これで余生をゆっくり過ごしてね」
という性格のものではないかと思われます。
とはいえとはいえ、
退職金と言うのは企業側に法的な支払い義務があるわけでもなく、
あくまで各々の勤め先の裁量によって決まるものです。
当然、額の大小はありますし、退職金制度そのものが無い企業もあることでしょう。
経団連の調べによると、平均退職金額は約2400万円(2011年)。
私の感覚だと、そんなにもらえるの？という印象ですが、
あなたはどう思われますか？
退職金がもらえようがもらえまいが、
あるいは何歳でもらおうが、
その後の人生は続いていきます。
繰り返しますが私のように30代で退職金をもらった場合は、
そのお金は次への軍資金、さらなる向上のためにアクティブに
使うお金と見るべきでしょう。
一方、長年働かれて定年を迎えられ支給される退職金なら、
それは第二の人生を豊かにするための必要経費であり、
堅実に計画的に使っていくお金ではないでしょうか。
・・・と、前置きというか雑談が長くなりましたが、
この「退職金」を軸とした資産運用に関するレポートを執筆いたしました。
主に50～60代での定年後、いかに充実した生活を送るか、
というテーマに焦点を当ててはいますが、
まだまだ退職なんて先のこと・・・という方にも、
現状の整理や、将来訪れる退職後の人生に備えていただくために、
有効に資産運用とはいかなるものか？を知る「きっかけ」、
入口として多少なりともお役に立てる内容にしたつもりです。
是非、ご一読ください。
ご意見・ご感想、ご質問もお待ちしております！
ではまた。
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