おはようございます。

大阪の資産運用会社が金融商品取引法違反(金商法)で摘発されましたね。

FXへの投資で112人から計11億円集めたそうです。

投資セミナーでカリスマトレーダーと称する人たちを登場させ、

社長が「損はさせない」と勧誘したと。

これで11億・・・実際の配当は2億6千万円されていたそうで、

残ったお金から運用経費などを差し引いても約6億円が使途不明とのこと。

きっと、もう無いんでしょうね・・・6億。まさに濡れ手に泡。

ファンドを運営する立場から見れば、

どうやって11億も集めたのか？がとても気になるところです(笑)

が、しかし。

そんな気楽なことばかりも言ってられない事件だとも思います。

それは金商法という立派な法律違反であるこの投資に、

やすやすとお金を投資した人が112人もいるということ。

無登録業者であったことももちろん違法ですが、それだけではありません。

勧誘の際、2～5％の配当を約束して投資を募ったそうですが、

そもそも配当を約束すること自体が禁じられているのです。

こんな話に乗ってしまうという、日本人の金融リテラシーの低さは

少なからず問題です。

「投資にノーリスクのおいしい話なんてない」

はい。これにつきます。

もちろん、業者側の情報提供の仕方に問題はあったのでしょうが、

こうした事件が報道されるたび、日本人がいつまでたってもお金を上手に

運用できない、そしてそのための知識が圧倒的に不足していることの

悲しい証明であると感じます。

投資家の方々の大切な資産を預かり、

運用し、また情報を提供する側の人間として、

気を引き締めていかなければいけませんね。

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