おはようございます。

昨日は京都で、とある有名なFX関連サイトの

運営者の方とお会いしてきました。

主にFX自動売買の検証を中心に、

非常に実直なサイトを運営されている方で、

多くのファンがついておられるそうです。

とにかく、情報の質・精度にこだわっておられ、

自動売買については必ずデモ取引ではなく

ご自身の資金を実際に使ったリアルでの検証をされ、

良いものは良い、

ダメなものはダメと大変率直な評価を下されています。

低評価の自動売買ソフトの販売者さんからは、

「悪く言うのは勘弁してくれ」と懇願されるケースもあるようで(笑)。

お会いして直接お話をした中でも、

今のFX業界のありようを非常に憂えていらっしゃり、

ご自身が関わったユーザーさんが損をせず、

利益を得てもらいたいという強い想いが伝わり、

大変心動かされました。

玉石混淆、生き馬の目を抜く金融の世界で、

もちろんビジネスとしてやっていくにはキレイ事や理想だけでは

立ち行かないわけですが、やはり根本には、

お客様である投資家様と真摯に向き合う気持ちは

持ち続けないといけないなと再認識させられました。

今後とも、お付き合いさせていただきたい方が、

また一人増えた有意義な時間でした。

その方にこんな質問をしてみました。

「数ある自動売買を実際に検証されてみて、

これは使えるな、というものはどれくらいの割合であるものですか？」

そうするとこんな答えが。

「本当に良いと思えるものは、100あったら2くらいですね。2％です」

2％！驚きです。もちろん感覚値ですから、

正確にこの割合ではないでしょうが、

残りの98％は、自分の資産を運用するには値しないというわけです。

その中には、ロジックそのものが優秀ではないものはもちろん、

当初から投資家の利益は度外視し、販売者のみが収益をあげられる

(取引手数料のようなものですが、このあたりの詳しい話はまたいずれ)よう、

設計されている詐欺まがいのものも少なくないとか。

他にも、ソフトの調子が悪くなると、

まるでそれに対する救済措置のような言い方で

別の新たなソフトを販売しようとしてくるような、

節操のないやり方も横行しているようです。

さらに言えば、ある自動売買ソフトで荒稼ぎし、

そのソフトの運用結果が思わしくなくなるとフォローもせずドロン、

全く別の名前でしれっと新しいソフトを販売・・・なんてことは日常茶飯事だそうです。

騙されずにいく方がむしろ難しい、くらいの状況でしょうか。

どれも恐ろしい話ですね。

FXでは今、自動売買が大流行していますが、

その2％に幸運にも行き着いた人が果たして何人いるのか・・・

98％の人たちが吹き飛ばした資産はいかほどになるのか・・・と

想像すると、うすら寒いものを感じます。

「自動売買なら、自分の感情を入れずにトレードできるから勝てる」

なんて安易な話では、決してないようですね。

まずはカモにされないことを考えないといけません。

たった2％。この数字は頭に入れておいた方が良さそうです。

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