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こんにちは。

九州地方で豪雨の被害が続いています。
気象台が「経験したことのない大雨」という、
かなり怖い表現で最大限の警戒を呼び掛けているそうです。

「記録的豪雨」は良く耳にしますが、
「記録にはない」ってことですよね。「経験したことのない」は。

私の実家は高知県で、
台風の被害をしょっちゅう受ける地域ですので、
大雨の怖さは身に染みているつもりです。

被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。

さて、お隣韓国の中央銀行が今日、政策金利を0.25％引き下げました。

ユーロ諸国を初めとする主要な中央銀行の利下げが相次いでいますが、
今回の韓国の措置はかなり予想外だったようです。

今のところ市場の反応は限定的ですが、

ロイターが26人のアナリストに調査したところによると、
利下げを予想していたのは26人中3人だけで、あとの23人は
金利据え置きを予想していたそうです。

この3名のアナリスト「ほらね、予想通りでしょ？」と、
自慢げにコメントするのでしょうか^^;
これで仕事が増えるのかもしれませんね。

で、残りの23人は
「いやー全く予想外ですね。サプライズ的な利下げの効果としては云々(以下略)」
ってな感じで、後出しのもっともらしい解説をつけるのに必死だったりして。

いや、それ以前に予想が当たろうが外れようが、
痛くもかゆくもないのがアナリストという稼業なのでしょう。
市場を分析するという仕事は必要だと思います。
でも、何の責任も負わない予想はいらないな～というのが個人的な意見です(笑)

弊社でももちろん、それなりの費用をかけて、
経済状況などについては情報を得てはいます。
しかしそれをファンド運用に活用するという事はほぼありません。

結局、この手の情報なんて言うのは、
必要があれば発信元がわざとリークしたり、
意図的に広めたりするということも考えられますし、
一般の投資家より遥かに多くの情報を得ているはずのアナリストですら、
金利が「上がるか」「そのままか」「下がるか」の三択問題を外すわけで。

そう考えると、我々(もちろん一般の投資家様も)が自分で得られる
情報に頼って運用をする、なんてことはあり得ない愚行だと
いうことがご理解いただけると思います。

ですから常々お伝えしているように、
弊社ファンドの運用者は「目の前の動きに淡々と対処する」
ことだけに意識を集中しています。

やはり予想力よりも即応性、です。

ではまた。

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