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こんにちは。

友人から聞いたお話。
彼は1年ほど前、外貨建ての投資信託を購入したそうです。
投資額はおよそ100万円。

その投資信託は彼が購入してから1年間の運用で
10数％基準価額が下がりました。

税金とか色々考えずに運用パフォーマンスだけ見ると、
ざっくり言って彼の投資した100万円は80数万円に
なってしまったという計算です。

で、その間の分配金が月1万そこそこ。
年12万円としたら、合算しても全体では若干のマイナス。
よくあるパターンと言えばよくあるパターンですね。

そこで友人いわく、

「まぁ、ほぼプラマイゼロやから良しとしますか～」

・・・んんー、違和感。かなりの違和感。
投資ってなんのためにやるんでしたっけ？

目的は様々かと思いますが、
まずは「お金を殖やすため」ですよね。

なのにプラマイゼロやから良しとする？
プラマイゼロのために投資というリスクをとる？
しかも厳密にはマイナスなのに。
だったら定期預金で良いのでは？

・・・プライベートな場で自分のビジネスに関する事を
話すのもなんか気が引けまして、
その場では苦笑いしかできなかったのですが^^;

「まぁ、まだプラマイゼロやし」

「今解約したら、損したままやし」

「そのうち、戻るでしょ」

利益は早く確定したいけど、
損失は先延ばししたい。これは人間の本能です。

実は本能的には、人間は投資に不向きだという事ですね(笑)
・・・ちなみに、個人投資家時代の私はまさにこれでした。

加えて「お金を預ける」って怖い事です。
手元に無い分、見えていない分、損失ということに対して
鈍感になってしまうのかもしれません。

以前ご紹介した「マネーの公理」にも、
「船が沈み始めたら祈るな、飛び込め」という教えがあります。

ほとんどの人が、この「飛び込むタイミング」を
逃してしまい、船と一緒に沈んでいくのです。

身に覚えのある方はいらゃしゃいませんか？

皆様は、逃げ遅れることのありませんように。

ではまた！

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