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こんにちは。

先週末は、大学時代の後輩の結婚式でした。

私の出身大学は仏教系で、私自身は無宗教ですが、
その後輩は一応僧侶。

学生時代は彼のハチャメチャな行動を見て

「なまぐさ坊主」

「坊主丸もうけ」

なんて言葉の意味をかみしめていたものですが、
あれから10数年、当時からは想像もつかないほど、
人間的にも完成され、立派な新郎としてステキな奥様と
結ばれた彼の姿を見て、「人は成長する」ということを
あらためて実感した次第です。いやはや、めでたい。

で、参列者には大学の同級生や先輩・後輩が沢山おり、
とても楽しい時間を過ごしたのですが、
ちょっと印象に残ったやり取りがあったので書いてみます。

披露宴も終わり、二次会、三次会と場は流れてゆき、
お酒もかなり入った状態で友人数名とそれぞれの仕事について
ダラダラ話していた時のこと。

先輩「お前、社長なんやってなあ？」

私「あ、はい一応・・・^^;」

友人A「投資ファンドって、なんか胡散臭いよなー、たいてい詐欺ちゃうん？(※注　冗談っぽくです)」

私「いやいや、うちはまっとうにやってるでー」

友人B「でも、他人様からお金預かってるんやろ？」

私「そうやなあ、まぁ毎日お金のことしか考えてないなあ(遠い目)」

・・・と、私が言った瞬間、
この話をしていた数名の温度がサーっと引いていくのがわかりました(笑)。
その後は適当に話題が他に移ったものの、明らかに場の空気が
変わったんですね。お酒が入っていたのに、妙に冷えたというか。

「毎日お金のことしか考えていない」

原因は、私のこの一言のようです。

私としては、経営者として自社の資金繰りのことを
考えない日はありませんし、さらに手掛けているビジネスが
金融ですから、輪をかけてお金のことばかりを考えているのは
間違いのない事実で、それを冗談ぽく端的に言ったつもりなのですが・・・
どうにも、拒絶反応の出やすい表現だったようです^^;

このやり取りに、日本人のお金と金融に対する捉え方が、
ありありと表れているなあ、と大げさでなく痛感しました。

やはり「お金」のことばかりを考えて仕事したり、
「お金でお金を殖やす」という行為をビジネスにするというのは、
感覚的に受け入れ難い人が多いのでしょうね。我が国では。

金の亡者、拝金主義、金に目がくらむ、成金・・・
日本語にはお金への執着を揶揄する言葉が沢山あります。
「金持ち」という言葉でさえ、あまり尊敬の念を持って
使われることは無いような気がします。

特に、ビジネスにせよ投資にせよ、

短期間で大きく稼いだような人に対しては、

詳しい事を知らなくても本能的に

「そんなに稼ぐなんて、何か悪い事をしてるのでは？」

という疑いすら持ってしまったり。

そんな風土と言うか国民性の中でさらに、
弊社のような小規模な私募ファンド業者となると、
一般の方はもちろんのこと、投資に関心がある方ですら、
「なんか胡散臭い」と思ってしまうのは、
無理からぬことかもしれません。

まぁ、だからこそ私は「顔の見える運用」をテーマとして、
可能な範囲は徹底的に情報開示をする、というやり方に
こだわっているんですけどね。

このブログをお読みいただいている方は、
中では投資やお金に関心の高い方だと思うのですが、
どうお考えですか？

ご意見はお気軽にコメントください！

ではまた。

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