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こんにちは。

上海話の続きの続き。

最終日は日本のある物流会社の、
上海事務所に駐在されている日本人の方と打ち合わせでした。

既に数年の駐在歴を持ち、奥様も台湾人でいらっしゃるということで、
現地にめっちゃ馴染んだ感じが「さすが！」な方でした^^

実は上海で一番ストレスだったのは、
「タクシー」だったんですよね。

ぼったくりとかそう言うのとも違ってまして、
そもそも道を全く知らない。かなり有名な通りの交差点名を紙で渡しても、

「まぁ、とりあえずいってみるわ」

ってな感じで走り出すのですが、
大抵いきなりUターンしたり、スローダウンしてキョロキョロしたり。
挙句の果てに「チッ」と舌打ちする始末です(笑)

確実に時間通り目的地につきたければ、
タクシーは無いな・・・と思っていたのですが、
この日本人駐在員さんが同乗するとめっちゃスムーズに目的地に着くのです。

それって・・・その駐在員さんが道知ってるだけやん・・・
というツッコミもありますが、

とにかく現地に慣れている日本人の存在はとても心強かったです。

打ち合わせ後、上海最後の食事は、胃も疲れてきていたので和食に。

日本人が沢山入っているお店に行きました。

見た目こそギリギリ日本の定食屋さん的な感じですが、
味は・・・「早く日本に帰りたい！」と思わせるレベルでした^^;

まず味噌汁がぬるいです。
蕎麦は歯ごたえも何もあったものではなくフニャフニャです。
刺身は何の魚なのか今もって不明です。

ワカメの酢の物は薬品っぽい匂いがします。

別にうまい事言おうと思ってるわけではないのですが、
この「中国で食べる和食」に、色んな事が象徴されている気がします。

中華料理は全部おいしいんです。
でもわざわざ食べた和食は残念すぎるお味。

ビジネスも同じでしょう。
無理やり日本のものを持ち込んでも、
いい結果は生まれないってことです。

「郷に入れば・・・」なんて言葉を持ち出すまでもなく、
現地のやり方、現地の人の感覚、価値観を最大限理解して臨むべきだなと。

中国は「人治主義」などと言われるそうです。
つまり人脈が一番モノを言う世界だということです。

初日にお会いした中国人経営者のお一人は、
お父様が上海のナンバー○、くらいの上層部にいらっしゃるそうです。

会食中に笑いながら、、

「ってことは上海で何しても怒られないってことですよね～」

なんて言っていましたが、あながち冗談だとも言えません。
それくらい人脈の力が強烈に作用するわけです。

これを好ましいと思うか否かは別として、
現に中国はそんなシステムで動いている国です。

また彼らは、感情にしても欲望にしても、
あまり抑制することなく、非常に素直に表に出します。

日本人に染みついている「恥」の概念が良くも悪くも希薄です。
ビジネスにおいては、この率直さが良い方に出ている気がします。

もっと儲けたい。うまい話を見つけたい。
儲けたら思いっきり贅沢したい。めちゃくちゃチヤホヤされたい。

このガツガツ感、ギラギラ感は見習うべきところも多々あると思います。

歴史的な背景、国同士の見解の相違。それぞれのスタンス。
私は日本人ですので中国という国の何もかもを絶賛する気にはなれませんが、
たった3日の滞在でも魅力的な方に沢山お会いできましたし、刺激も受けました。

まだまだ懐は深いのでしょう。
近いうちにまた来てみたいものです。

再見，中國。

ではまた～

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