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こんばんは。
ちょっと戦争のお話など。
日本が太平洋戦争で劣勢となるターニングポイントとなった、
「ミッドウェイ海戦」という戦いがあります。
日本がここで「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」の
空母四隻を失う決定的な敗北を喫したことにより、
戦況はアメリカ優勢に大きく傾きました。
戦いの詳細についてはここでは述べませんが、
連戦連勝からくる日本軍全体の驕り、現場、司令部それぞれの判断ミス、
情報戦における敗北など数々のリスク管理の甘さと、
さらにいくつかの不運も重なり「負けるべくして負けた」戦いだと言われています。
対するアメリカ軍は、まさにそのリスク管理を徹底したことにより、
ミッドウェイにおける大勝利を手にしました。
この戦いのトップである太平洋艦隊司令長官ニミッツが、
機動部隊のスプルーアンス少将に出した指示はこのようなものでした。
「貴官は任務の遂行に当たり、
計算されたリスクの原則に従うものとする。
その意味するところは、
指揮下の部隊を優勢な敵にさらしてはいけないということである。
ただし部隊を敵にさらすことによって、
敵により大きな損害を与える見込みが大きい場合は別である」
リスク管理の本質をついた名言だと思います。
「不利な状況では戦うな。だがより大きなリターンが期待できる時にはいったれ」
要約するならこんなところでしょうか。
部隊を敵にさらす=資金を投資する、と置きかえれば、
投資においても全く同じことが言えます。
もっとそぎ落として要約しましょう。
「リターンが得られそうなら、リスクをとれ」
当たり前の言葉になってしまいました(笑)
とかく真理はシンプルなものです。
この「得られそう」という判断がキモなわけですけどね。
ではまた。
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