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こんにちは。

昨今のアベノミクス相場を受けて、
会社四季報が品薄状態だそうです。

株や投資関連の入門書、雑誌なども何割か増しで売れているそうで。

投資初心者の方が日経平均が高値更新しているニュースなんかを見て、

「今なら株で大儲けできるかも？」

とウキウキした気持ちで本を買っている、ということでしょうか。。

とはいえ、一般の人にニュースとなって伝わっている時点では、
時すでに遅し・・・という可能性も考慮しないといけませんね。

たとえば私が相場に関する情報提供を受けているパートナーさんなどは、
少なくとも昨年11月の衆議院解散の前には、
今回の上昇相場を見込んで「仕込み」をしていました。
もう三ヶ月以上前の話です。

野田前首相の解散発言（11月14日）後の日経平均安値は8684円。
今日の終値が11372円。実に2600円、30％超の上げ幅です。

早期にこの上昇相場をとらえていれば、大きな利益が出ていますが、
ここから先は果たしてどうでしょう・・・もちろん、ここからまだまだ急上昇、
と言う可能性もありますけどね。

今から株などの投資を始められる方を否定はしませんが、
少なくとも「既に出遅れている」という認識だけは持った方が良いと思います。

アメリカの社会学者でロジャースさんという方が提唱している概念で、
新しい商品や知識がどのように伝播していくのかについての分類があります。

新しいものを取り入れるのが早い層の順に、

イノベーター（革新的採用者・全体の2.5％）
↓
アーリーアダプター（初期採用者・13.5％）
↓
アーリーマジョリティ（初期多数採用者・34％）
↓
レイトマジョリティ（後期多数採用者・34％）
↓
ラガード（採用遅滞者・16％）

と呼びます。

あくまでマーケティングの概念ではありますが、
イノベーターとアーリーアダプターを合わせると全体の16％。
特定の商品や知識がこの両者に普及すると、そのあとは爆発的に拡大するそうです。

爆発的に普及するタイミングでようやく行動するレイトマジョリティ、
およびラガードをあわせると50％になりますが、
投資の世界にあてはめると、この層が極端に多いように思います。
あくまで私の感覚値に過ぎませんけどね・・・。

「会社四季報が品薄！」なんてニュースを見て、
ようやく投資に興味を示す層と言うのはまさしくラガード的、ですよね。

情報に対する敏感さにはメリットデメリットがあります。
ただ早ければいいというものではありませんが、
こと経済や投資に関するニュースというのは「もっとも遅れて伝わる情報」
であるということはお忘れなく。

ではまた。

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