「資産を守る」ファンド社長 土居純のブログ

投資の真実を知る。 その5 ~FXのマイナスエッジ~

こんにちは


やっとこさ、FXの話しますね(笑)

今日はFXのマイナスエッジについて。


「エッジ」という言葉には、

あまり耳なじみのない方も多いかと思います。


ここで念のため「エッジ」という言葉を再定義しておきたいと思います。


投資・投機の世界において

「エッジ≒優位性」といった意味で用いられることが多く、

プラスエッジがある、といえば優位性の高い状態、

逆にマイナスエッジがある、

といえば優位性の低い状態を指しています。


当然のことながら、可能な限りプラスエッジのあるトレードをすることが、

相場で生き残るために必要なこと、ということになります。


ちなみに弊社の社名は「ファインドエッジ」。

つまり、エッジ=優位性をFind=見つけなさいという意味ですね。

よくファンド会社なのでよく「ファンドエッジ」と間違えられますが、

それなりに想いをこめてつけた社名ですので、覚えていただければ・・・

では今から少し、エッジはエッジでも「マイナスエッジ」について

考えてみたいと思います。


さて、ヘッジファンドやビッグプレーヤーなどのいわゆるプロと比べ、

一般の個人投資家の一番のマイナスエッジは何でしょう?


第一に考えられるのが「情報」です。

投資会社は数千万~数億で情報を収集し、

ディーラー達に最新のデータを知らせます。

その情報量はとても我々個人投資家がかなうものではありません。


最新情報という武器を持たないことは、

同じFX市場の土俵で戦うにあたって大きなマイナスエッジです。


また人にもよるのでしょうが、

彼ら(投資会社のディーラー)が運用しているのは会社の金であり、

マイナスになったとしても給与はもらえます。

もちろん成績が悪ければ解雇という厳しい世界ですが、

自己資産を減らすわけではありません。


その意味では自己資金が減るストレスとは無縁にトレードできる
利点があるということ。逆に個人投資家は、

常に自己資産を吹き飛ばす危険と隣り合わせである、

という事もマイナスエッジかもしれません。



一方、FXは相対取引(くりっく365を除く)ですが、

個人投資家はFX業者を仲介して取引します。

そこにもマイナスエッジが発生します。

「スプレッド」という大きなマイナスエッジです。


さらにほとんどの業者に見られる「スリッページ」が加わります。

それによりスプレッドは小さくとも、

決済が思いのほか不利なレートで決済され、

狭いスプレッドは何の意味もなかったという経験は

多くの方がお持ちだと思います。


例えばポンド円のような値動きが激しい通貨の場合、

ロングで指値を130円にしていて、

一気に130円を超え上昇したときでも、

指値は滑らず130円ジャストで決済されますが、

ショートで逆指値(損切り)を130円にしていて、

一気に値が130円を超えた場合は思いっきり滑り、

予定した損切り値をさらに悪化させてしまいます。


我々に有利な指値は滑らず、不利な逆指値はさらに

不利な方へ滑るというのもマイナスエッジですね。

さらに、業者の中でも悪質なものは、客のポジション、

損切り値を把握できることを利用して、俗にいう「ストップ刈り」を行います。


つまり多く損切りが集まっているラインにレートが近づくと

一瞬そのレートに値を操作し、

客から利を奪い取るという露骨なやり口ですね。

対策としては損切りを逆指値で発注せず成行で決済するということ、

また客の損失が会社の利益となる利益相反の会社は避けるということ、

つまりインターバンク直結の会社を選択するというのも

一つの選択肢ですが、

投資家側に不利な状況であることには変わりありません。


まだあります。「不慮の事故」によるマイナスエッジです。

例えば業者のサーバーが止まってその間に大きく値が動き、

大きな損失となっても補てんはされません。

以前は損失補てんや補償をすることもあったのですが、

現在FX会社が勝手に客に損失補てんすることは禁止されており、

金融先物取引協会に申告し、調停を行うというシステムになっています。



そしてこれは、

多くの負け続けている投資家には無縁ことかもしれませんが、

税金面の問題も無視できません。

FXの利益や給与を合算した所得が1800万をこえると、

くりっく365ない限り50%もの税金がかかります。

例えて言うと50pipsの負けトレードに対し、

100pips以上取らないと利益は出ないということです。

これも大きなマイナスエッジですね。



そして巷で枚挙にいとまがない「シグナル配信」、

ここにもマイナスエッジが存在します。

まず、当たり前ですが配信料というマイナスエッジ。

そしてせっかくの配信もタイムラグ

(特にデイトレ、スキャル系では顕著です)により公式の成績よりも

利益が出ないというマイナスエッジ。


逆に損切りの場合は先ほどのスリッページにより、

公式成績よりも大きな損失を出すというマイナスエッジ。

ただでさえマイナスエッジが多いのに、

成行での配信ではさらにマイナスを加えることになります。

さらに配信者が突然配信を停止するリスク。

自分で裁量トレードできればこれらのマイナスエッジは

無くなるのですが・・・。



以上、無造作に列挙してみましたが、

これ以外にもまだまだマイナスエッジは存在します。

あなたがこの中であらかじめ認識できていたものは、

果たしていくつありましたか?


極めて劣悪な状況でトレードしていると思いませんか?

「これでは負けるのもあたりまえだ」と思えてきませんか?

FXとは、かくも厳しい中での戦いなのです。

巷にあふれる業者の広告や情報商材の売り文句、煽り文句が、

いかに信憑性の低いものなのかが、

このお話だけでもご理解いただけるのではないでしょうか。



そして、FXで生き延びていくにはこれらのマイナスエッジに

打ち勝つエッジが必要になってきます。

では、どのようにエッジを得るのか、

どのようにエッジを見出し、利益を出していくのか。

このような視点で、次回以降もお読みいただければと思います。


実は弊社としては、ぶっちゃけ、

「だから、運用は自分でせずにプロに任せましょう」というのが、

一貫した主張なのですが・・・

ここではその主張はいったん置いておいて、さらに話を進めます。


ではまた。

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