こんばんは。

今日はホワイトデーですね。
会社員時代はバレンタインとともに
「年に一度の感謝のキモチ」的なイベントとして
活発にもらったりあげたりしていましたが、
起業してからはそんな機会もめっきり減りました。

キライじゃないんですけどね、
この手のイベントに乗っかるの^^;

堅実なリターンをモットーとする
ファンド会社の経営者としては（笑）
バレンタインにチョコをもらった妻と妻の友人、
あと子供には、ちゃんとお返ししておきました。

さて今日の日経平均、終値ベースでは約7ヶ月半ぶりに、
一万円を回復しましたね。
理由は色々ありますが、ひとまず素直に喜びたいです。

そんな日ですので、
たまには世界経済の話をしてみたいと思います^^

ロイターによるとアメリカの金融機関であるJPモルガンが、
13日、FRB（米連邦準備理事会）の実施する
ストレステスト（健全性審査）に合格したと発表し、
株式の配当金を増や（増配）しました。

ここで言うストレステストというのは、
アメリカの経済が今より悪化した場合、
具体的には失業率が13％（直近2月は8.3％）まで上昇し、
住宅価格が21％下落したと想定して、
それに耐えうる資本力を持っているかどうかを判定する、
というものです。

今回はアメリカの大手銀行19行に実施し、
うちJPモルガンをはじめとする14行が合格となりました。

不合格組には米銀行で第3位のシティや、
生命保険最大手のメットライフ（日本でもメットライフアリコでCMしてますね）
などもあり、ちょっとしたサプライズとなりました。

そんな中、今回特に取りざたされたのは、
本来15日にFRBが発表する予定だったこのストレステストの結果を、
JPモルガンが「前倒し」して勝手に公表してしまう、
という事態が起こったからです。

これを受けて同行の株は前日比7％以上の高値で取引されました。

FRBによると今回の「フライング」は、
両者の「完全とは言い難いコミュニケーション」のせい
だと述べ、JPモルガン側に落ち度はないとしています。

とはいっても、こんな重要な発表を
まったくのケアレスミスでごめんなさい、
ってことも無いでしょうし、
色んなオトナの思惑が絡んでるかなーなんて思ったり。

・・・とまあ、こうしたニュースを見るたびに、
金融の世界では情報の「質」「正確性」とともに、
「タイミング」がすべてだと実感します。

一方で情報弱者である我々一般投資家は、
そうした情報にあまり過敏になるべきではないとも思います。

経済ニュースについては基本的な知識をしっかりおさえておく、
くらいにして、国家レベルの情報の良し悪しに一喜一憂しても
仕方ないと言えば仕方ないですよね。

「ふーん、そういうもんか」くらいでしょうか。

ファンド運営をする弊社の立場からも、
重要なのはいち早く情報を得ることや、
それによって先々の予想をすることではないと
認識しています。我々の得られる情報量とタイミングでは、
限界ありますからね。分からないものは分からない、ってことです。

それよりも大切なのはマーケットの「流れに乗ること」
そして「乗り遅れないこと」。すなわち即応性です。

目の前の状況にどう素早く対応するか、
それを常に大事にしたいと考えています。

ではまた。

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