こんにちは。

 

私は常日頃、一般の方が自分自身で株やFXなどで資金を運用する、

「自己運用」には否定的な意見をお伝えしています。

 

ファンドを運営しているからには当たり前なんですが、

「運用はプロに」と思うわけですよね。

 

自己運用するにあたっては、その人なりのロジックや手法、

または情報の分析などに基づく場合がほとんどかと思われます。

 

「いやいやギャンブルのように上がるか下がるか勝負あるのみ！」

 

ってなノリでやるのなら、何も言う事はありませんが^^;

 

ここ最近の日経平均の乱高下など見ていると、

本当に怖い相場だなあと私なども感じるわけですが、

例えば日経平均が上がった、下がったという時。

 

みなさんならどんな原因を考えますか？

日本の景気、アメリカの景気、中国の景気、

大手企業の業績、各国との関係、要人の発言・・・

 

はたまた機関投資家の動向、でしょうか？

どれも正解ですが、まだまだ十分ではありません。

 

弊社で定期的に情報を取得している相場分析レポートの、

ある日のコメントからランダムに抜粋しますと、

 

為替の動向、ニューヨーク市場の動向、 ある期間の高値安値。

チャートの形、 アメリカあるいはヨーロッパのCTAなどヘッジファンド、

ゴールドマンなどの投資銀行、公的年金、 仕手系、個人の信用買い残、

日銀金融政策決定会合、消費税法案、 ラマダン明けのオイルマネー、売り買いのポジション比率、

 

・・・これら全て、日経平均に影響する要素であり、

つまりは相場全体に影響する要素なのです。

 

プロはこうしたデータや各社の水面下の動きを、

それなりのコストをかけていち早く察知しつつ、

自身の運用方針を決めるわけです。

 

高度な駆け引きの連続であり、 はたまた馬鹿しあいの連続でもあります。

そして相場の世界はプロも一般の投資家も同じ土俵で戦います。

彼我の情報量の格差は一目瞭然ですよね。

 

それでもまだ、自己運用で頑張りますか、と。

 

そんな極論めいたことを、夏季休業前最後のブログでお伝えしつつ、

次は8月19日にお目にかかりましょう！

 

ではまた！

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