「資産を守る」ファンド社長 土居純のブログ

リクルートさんがついに。

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こんにちは。

私がお世話になった古巣でもある、
リクルートさんがついに株式上場を目指すそうです。

海外の売上高を数年で全体の50%に引き上げる為、
資金調達の多様化が急務となってきた・・・という背景だそうで。
そういえば海外の派遣会社を何社か買収してましたね。
今後もこうしたM&A戦略を継続するので資金が必要、ということなのでしょう。

10月からは持ち株会社(ホールディングス)制に移行しますし、
まさに今が変化の時ですね。

各ニュースサイトを見てみますと、

「リクルート事件から四半世紀を経て、ようやく上場するまでに立ち直った」

的な論調もちらほら見えますが、

はぁ?って感じの、全く表面的な解釈ですね(笑)

あくまで個人的見解、ではありますが・・・
企業体力的にも業績的にも、少なくともここ数年来、
リクルートはしようと思えばいつでも上場できたはずです。

利益率20%以上の超高収益体質、かつ無借金経営、ですよ?
もちろん上場の条件はそれだけじゃないですが。

あえて上場しなかった。
時期をはかっていた。あるいは迷っていた、
というのが実情ではないかと。

理由はいくつか考えられます。


【コーポレートガバナンス(企業統治)上の懸念】

とても単純な話で、上場して株主が増えることで、
経営の自由度はある程度犠牲にならざるを得ません。

折しも東京電力や関西電力の株主総会での
大荒れぶりが中継されていましたが、口を出す人は増えるわけですし、
株主が反対することはできないわけです。

リクルートは「スピード」を貴ぶ企業風土です。
新たなサービスはすぐにリリースしますし、
その逆に撤退もハンパなく速いです^^;

私も「走りながら考えろ」と教わりましたし、
「スクラップアンドビルド」を繰り返すことで、いち早く
市場の主導権を握ってきたという成功体験があります。

このスピード感、意思決定の速さは、
ともすれば周囲の反対意見を押し切ってでもやる必要があり、
未上場で経営の自由度が高いという事は、
リクルートにとってはかなりプラスに作用していたと思います。

【社員のモチベーション上の懸念

経済学者の大前研一氏もおっしゃられていたのですが、
上場によって従業員の勤労意欲が低下するのではないかと。

どういうことかと言いますと、
リクルートは従業員の持ち株比率が高いです。
2011年3月時点では、およそ13%。
自社保有を除けば、従業員持ち株会が保有率1位の筆頭株主です。

上場すれば株主である従業員は大きな利益を得ます。

ああ~、会社辞めるんじゃなかった~!

例えば先日のFacebook上場で、創業者のザッカーバーグ氏は
自己保有の株式を売却して約11億ドル(870億円)を手にしました。
Facebookで働く人たちも、その恩恵に預かったことでしょう。

まぁこのFacebookは極端な話としても、
株を沢山持っている従業員はそれなりの大金を手にすることができます。
結果主義でハングリーな企業風土において、意欲の低下やは致命的ですし、
優秀な人材の流出を招く可能性も少なくはないでしょう。

とはいえ、とはいえ。

私がパパっと考えて予想できるようなことは、
リクルートの経営陣はもっともっと深く考え抜いてますよね^^;
あらゆるメリットデメリットの想定をした上で、
やはり上場のメリットの方が大きいという経営判断があったわけで。

リクルートに育てられたはしくれとして、
今回の決断が会社のさらなる発展につながることを祈ってやみません。

創業者である江副浩正氏から伝わる社訓は、

「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」

ちなみに私のデスクの上にも、
この言葉が書かれたプレートが乗ってます^^

「資産を守る」投資ファンド 株式会社ファインドエッジのBlog-社訓

「人材輩出企業」と謳われ、常に新たな市場を切り開き、
二番手以下を寄せ付けなかった往時の強さを取り戻せるのか?

リクルートは、この機会に自らを変えることができるでしょうか?

要チェックや!

ではまた。



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