こんばんは。

最近テレビで「春香クリスティーン」さんって良く見ますね。
昨日も「ミヤネ屋」にでてました。

外国語で「カッチカチやぞ」とかのモノマネする人、
くらいの認識しか無かったのですが、
日本人とスイス人のハーフである彼女、
なんと四か国語を操れるそうです・・・。

三か国語で「トリリンガル」ですから、
四か国語だとなんて言うんでしょうか？

すごいですねー。
日本語しか話せないなんて、
だんだん恥ずかしい事になっていきそうです。

そんな春香クリスティーンさんの故郷であるスイス。
永世中立国として有名ですが、
金融がとても発達している国家としても知られています。

もともと地理的にヨーロッパの中央に位置していることから、
貿易の中継地となることが多く、
両替など為替業が発達していたことがそもそもの理由だそうです。

中でもよく耳にするのが「スイス銀行」ですね。ゴルゴ13でも有名です^^
これ、実は「スイス銀行」という金融機関があるわけではなく、
非常に匿名性が高く、秘密保持能力に優れるスイスの
プライベートバンク全般を通称的に表したものです。

口座とその持ち主の関連性が徹底的に秘匿されており、
世界中の富豪がスイスのプライベートバンクを愛用しています。

そんな金融国家であるスイスのバンカーたちが、
長年にわたって語り継いできたとされる、
ある「ルール」があります。

そのルールは、

「チューリッヒの公理（THE ZURICH AXIOMS）」

と呼ばれています。

「公理」というのは、あることがらについての
最も基本的な理論、とでも言いましょうか。

この「チューリッヒの公理」がテーマとなっている、

「マネーの公理　スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール」

という本を最近読みました。

投資をする方には大変参考になる内容だと思いますので、
少し紹介したいと思います。

作者はマックス・ギュンターと言う投資家で、
彼の父は「チューリッヒの小鬼」と呼ばれる、
世界的にも影響力の大きい投機筋のメンバーでした。

この本ではギュンター氏が父から教わった、
12ある「チューリッヒの公理」を、
一つずつ、詳細な解説をつけて紹介しています。

よくある相場に対する心構え・・・的なものではなく、
もっと深いというか、言葉を選ばずに言うと、
「身もフタも無い」内容です（笑）

参考までに、

私が個人的にグッときた部分をいくつか抜粋しますと・・・

「給与で金持ちになった人はいない」

「ほとんどの人は賭けることなく勝ちたいと考えている」

「すべての投資は投機である」

「心配なことが無いなら、それは十分なリスクをとっていないということだ」

「分散投資の誘惑に負けるな」

「期待するな、祈るな」

「未来がわかると言う人を、たとえわずかでも信じてはいけない」

「最初にうまくいかなかったら、やめてしまっても構わない」

「あなたは、カオスに取り組んでいるのだ」

「根っこは、切り落とせないほど太く成長させてはならない」

「何も考えずに大多数に同意してはならない」

・・・とまあ、少し並べただけでも
ちょっと毒のある（笑）文言が目立ちます。

また、投資の世界で一般的に言われているアドバイスとは、
真逆な内容も多いのに気付かれたことと思います。

言葉だけピックアップすると刺激的なのですが、
もちろん全ての事柄に対して納得のいく説明がなされています。
面白そうでしょ？

上に並べたいくつかの言葉に反応した方は、
きっと得るものがあると思いますのでご一読を。

マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール/マックス・ギュンター

￥1,680

Amazon.co.jp

ぶっちゃけ、ファンドを運営している身としては、
これは読んで欲しいような、欲しくないような、
実は微妙な本です^^;　だって「分散投資の誘惑に負けるな」
なんて書いてますからね（汗）。

それでもおすすめの一冊です！

ではまた～

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