「資産を守る」ファンド社長 土居純のブログ

ファンドはどないして儲かっているのか?

こんにちは。

少し前の「私の仕事 」という記事でも触れたのですが、

私、もともとはリクルートという会社で営業をやっていたのですが、

たまに元同僚や上司にお会いした時に

「独立してファンド運営してます」

と言うと、

たいていサラリーマン時代とのあまりの畑違いぶりに驚かれます。

その時必ず、

「儲かってるん?」

「どうやって稼ぐん?」

と聞かれます。

まあお仕事の話をする時の枕詞みたいなもんですね。

特に関西人は、あいさつ代わりってなもんでしょう。

とはいえ、純粋に、ファンド運営をすることで、

弊社がどのように収益を得ているのか<

よくわからないという方も少なくありません。

この際ですから、ここでぶっちゃけておこうかと思います(笑)

ファンド運営をする際の収益には、大きく2種類あります。

・手数料

・パフォーマンスフィー(成果報酬)

まず「手数料」。多くのファンド、大手証券会社や銀行などが

紹介しているファンドは、ほとんどがこの手数料で報酬を得ています。

ファンドでよくある手数料としては、

・申込手数料・・・申込時にかかる手数料。投資額の数%が多いようです。

・信託手数料・・・運用管理費用などともいいます。年間で数%程度が多いようです。

・解約手数料・・・解約時に差し引かれる手数料。運用期間によって率が変化したりします。

などがあります。

たとえばあるファンドに100万円を投資した時に、

申し込み時手数料を3%引かれるとします。

すると単純に、運用開始時の金額は100万円ではなく97万円になり、

確実にマイナスからスタートすることになります。

手数料が高ければ高いほど、投資家にとっては不利ということですね。

これらの手数料は誰がもらっているのか?といいますと、

たとえばそのファンドを紹介した証券会社が紹介料としてもらったり、

運用をしているファンドマネージャーの報酬になったりします。

特に大手の証券会社や銀行などが紹介・販売するファンドの場合、

販売の際の人件費や広告費用などに、大きなコストがかかります。

それらが手数料に跳ね返ってきているということですね。

これら手数料は、当たり前ですがファンドの運用成績が

良かろうが悪かろうが、一定の割合で徴収されますので、

仮に投資家が損していても、証券会社や銀行は儲かっている、

というケースも多々あります。

ちなみに昨年2011年の主だったファンドの運用成績では、

8割がマイナスだったなんてデータもありますが、ご存知のとおり

そんなに沢山の証券会社や銀行がつぶれてはいませんよね(笑)

自分の資産が増えていれば、何の文句もありませんが、

自分の資産が減っていても運用する側は儲かっている・・・

なんて時は、ちょっと釈然としない方もいらっしゃるかもしれません。

さてさてもう一方の「パフォーマンスフィー(成果報酬)」。

これは読んで字のごとく、実際出たパフォーマンス(=成果)

に対して支払われるフィー(=報酬)です。

運用成績がプラスになれば、

その中から一定の割合が運用報酬としてファンドマネージャーなどに

支払われます。当然ですが運用がマイナスの場合は、

報酬は支払われません(あるいは大幅に減額される)。

純粋に運用成績に報酬が連動しますので、

投資家サイドとしても納得感が高い報酬体系だと言えます。

弊社のような小規模なファンドの場合は、

主にこのパフォーマンスフィーで収益を上げている場合が多いですね。

結果が出せなければ儲けもない!という背水の陣で、

日々を過ごしています(汗)。

この記事では解りやすさ重視で非常に簡略化してお伝えしたのですが、

手数料とパフォーマンスフィー、どちらかが正しくて

どちらかが間違っている、という事が言いたいのではありません。

ファンドの規模や形態によりけりなところもありますしね。

ここで単純に優劣を論じることはできません。

とはいえ世の中の投資信託・ファンドと呼ばれるものが

果たしてどうやって儲かっているのか?

ということをざっくりとでもご理解いただき、

よりよい投資先選びの一助にしていただければ、と思います。

わかりにくければジャンジャンご質問くださいね。

ではまた!

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