おはようございます。

今は東京行の新幹線車中です。
駅に向かうタクシーで聞いたラジオが、
「阪神淡路大震災から17年」というニュースを流していました。
お恥ずかしい話ですが、関西に住んでいながらニュースを聞くまで、
この日を完全に忘れていました。

当時私は大学生で京都に住んでおり、
地震の瞬間はその日のテスト勉強中でした。
当然のように一夜漬けでしたので、
「ラッキー、今日テストないんちゃうん？」
と小躍りした覚えがあります。
ザ・不謹慎。

その後テレビで神戸の惨状などが報道されるにつれ、
自分のしょうもない考えが恥ずかしくなったものです。

そして昨年3月。
東日本大震災の時は大阪にいました。
PCで仕事中に地震。
もちろん大阪は大したとこなかったのですが、
建物の高層階にいたため、ゆっくりユラユラと揺れ続け、
思わず床にへばりついてしまいました。

すぐにテレビをつけ、
生々しい津波の映像を見続けました。
次に見たのがTwitter。
デマや誤報など情報は錯綜していましたが、
マスコミの報道ではわからないリアルな経過がわかりました。
さらにUstream。
NHKが一時的に再配信を許可していましたね。
当初は個人が善意で再配信していたものを、
NHKの広報の方が独断で許可し、
その後の公式に会社として再配信を認めた、
という粋なお話でした。

17年前と去年。
情報の伝達スピードや取得手段の多様さは隔世の感がありますが、
我が身を振り返ると大して変わっておらず、
呆然と成り行きを見守るだけの無力さ。

想像を超える大きな出来事に直面した時に、
いかなる行動がとれるのか？
それが人としての真価を発揮される時だと考えると、
私自身は17年でさほど成長していないようです。

危機管理とイレギュラーな事態への対応力。
奇しくも、今携わらせていただいている金融という分野における最大のテーマです。
少しは成長しないと…。

そんな事をつらつらと考えた17年目の朝でした。

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